1月28日

震災からみえてきた私たちの暮らし

能登半島地震の被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

年の初めの元日、この日はご家族の皆さまも集まり心づくしのお料理も並んでいたのではないか……と思うとより一層この震災の深刻さが身につまされます。

今回は地形的に道路の寸断などでインフラも不十分、食料や水など生きていく上で欠かせないものの調達にも時間がかかっていました。農業や漁業など産地としての被害は未だ把握できていないようですが、これまで積み重ねてきたその地ならではの力を何とか復活してもらうことを願うばかりです。

私たちの日常は地震列島の日本にあって、このような災害とは常に隣り合わせです。普段は当たり前に思ってあまり意識もしない私たちの暮らしですが、一度ことが起きれば危ういところにあるのではないでしょうか。

自分たちで身を守る術はもちろんですが、大きな視点からみれば、災害などで暮らしが一変すること、また環境問題、世界で起きている状況などで変化していかざるをえない課題も大きな不安要素です。

あしたやでは “作り手に自分たちの思いを重ねる”を大切にしてきました。これまでも生産者や生産地とのご縁やつながりを生かして商品を選んできました。他の店では見られない品にはそれぞれの物語があります。東北大震災で被害を受けた地域でつくられた福祉グループの商品もあります。今回の震災被害の報を受けて、これからも私たちらしい基準で選んだ新しい商品を並べていけるように、と改めて考えています