2022年2月28日

油の使い分け

最終更新: 2022年5月16日

油の種類にはいろいろありますが、みなさまの家庭ではどのように使い分けていますでしょうか。

揚げ物、炒め物、サラダ、香りづけなど、台所にあって日々出番の多い油でもあります。最近ではカロリーの高さや片付けの大変さから、使うのを控える家庭も多いようです。が、油脂類は体内の中で様々な働きをして、人の健康維持にかかせないものでもあります。

油の主成分には大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の二種類があります。

●飽和脂肪酸はエネルギーとして使われやすく、一般的には常温で固形のもの、例えば乳製品、肉などの動物性脂肪などに多く含まれています。摂りすぎると健康面でデメリットもあるようですが、おいしさもあり、またエネルギーになりやすいので一概には言えません。種類としてはバター、マーガリン、ラードなどです。

●不飽和脂肪酸は植物や魚の油に多く含まれていて、常温では固まりにくい油です。オレイン酸、リノール酸など血中の中性脂肪やコレステロール値を調整する働きがあるので、最近では健康志向の中で話題にもなり、使われることも多いようです。種類としてはサラダ油各種、オリーブ油、ごま油、こめ油、えごま油などです。

料理の用途に合わせて使い分けるのが良いのですが、揚げ物などにお勧めなのが、こめ油です。酸化に強く癖がなく、天ぷら、フライがサクッとカラッと揚がります。あしたやでも国産の米ぬか使用の商品があります。

また、菜種油は風味がよく色づきもきれいです。三河屋さんの油揚げもこの油で、美しい黄金色です。サラダにはスペイン産のオーガニックオリーブ油があります。

ぜひ、あしたやの油の棚を見て、日々の油使いを楽しんでください。

毎日の食生活の積み重ねが皆さまの健康につながることを願っています……。