11月となります。季節は確実に移ろい、清澄な空気は秋の深まりを教えてくれます。
今回は「お米」について考えてみたいと思います。
日本の食料自給率が38%という低さの中で、お米の自給率はほぼ100%で、我が国の食料自給率に占める割合も大きいのです。
ウクライナの問題で大きく取りざたされてきた食料安全保障についても、食料を輸入に頼る日本に住む私たちを直撃している円安での値上げの問題などを考えても、生きていくうえで基本となる食べ物を自国で生産していくことの必要性を改めて考えさせられます。
日本は稲作文化の長い歴史を持ちます。水田での栽培法は約3000年位前からのことですから、その歴史は本当に長いですね。田植えから稲刈りまでの田んぼの風景を見ることは今の私たちにとっても心安らぐものです。多摩の近辺にもまだそのような風景が残されていて豊かな気持ちになります。
営々とつないできた日本の田んぼ。近年では消費量と生産量のバランスが崩れたために減反や転作が進められ、さらに価格が低下したために農業の先が見えないことなどで、全体的に後継者不足の問題も出てきました。今の担い手にも高齢化が進んでいます。これからも私たちの主食たるお米の生産が長く続けられるような国の施策も必要です。
あしたやではつながりのある生産者やグループから直接届けてもらうことで、農法や品種、田んぼの様子など詳しく情報を得て皆様に提供できるように努力を続けています。玄米も白米も1キログラムからの量り売りをしています。またお米の配達もしていますので、電話注文もお待ちしています。
長野県松本市「みんなのお米」
昔ながらの農法で栽培された無農薬米を中心に販売しています。
横浜の福祉グループ「グリーン」、町田市「あした農場」、山形・高畠のお米などもあります。
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