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あしたや共働企画の歩み

1994年

多摩市内の任意団体「たこの木クラブ」内に、青年たちと「ハンディをもつ者ももたない者も共に働く場」づくりのための準備会発足。

 

1995年

たこの木クラブ内に共に働く部門として、「たこの木企画」をスタート。「たこの木ひろば」を拠点にパンやくだものの配達、公園掃除、バザーへの出店等の活動を始める。

 

1997年

多摩市永山公民館の「リンク&ショップ はらっぱ」売店部門を担当。店舗活動を開始する。

 

1999年

多摩市諏訪商店街に公団より店舗を借り、共に働く第2の場として、自然食品と手作り雑貨の店「あしたや」を6月に開設。たこの木クラブから株分けして「あしたや共働企画」を設立。独立した任意の非営利団体として活動開始。

 

2000年

多摩市心身障害者(児)通所訓練等事業デイサービス事業運営補助金の交付決定。

 

2004年10月

特定非営利活動法人あしたや共働企画設立

 

2011年

多摩市諏訪商店街に古本・雑貨の店「あしたや みどり」開設。東京都障害者自立支援法基盤整備事業補助金を受け、「あしたや みどり」および「あしたや」を改修。

 

2012年

1月より新店舗にて活動開始。2月、障害者自立支援法就労継続支援B型事業開始。

あしたや共働企画イメージ(©︎NPO法人あしたや共働企画)

あしたや共働企画の理念

地域の中でハンディがあってもなくても共に働く場を作る。

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<店>という社会に開かれた場の中で、それぞれが対等な関係の中で、持てる力を十分に発揮できるような働き方を目指す。

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自分たち自身の価値観も見直しながら、対等な関係を築き、社会が変わっていくことを目指す。

特定非営利活動法人あしたや共働企画 設立趣旨書

地域のなかに、ハンディを持つ者も持たない者も、共に働く場を創りたい、そう願ってわたしたちは1999年にあしたや共働企画を設立しました。

 

念願の、<店>という社会に開かれた場をもつことができ、それぞれが対等な関係のなかで、持てる力を十分に発揮できるような働き方を目指して、活動してきました。そのなかで、働くことの手ごたえ、厳しさ、楽しさを、共有し、自分の仕事をもつことが、自信につながり、仲間との関係をつくり、その人らしく地域で生き生きと暮らしていくための大きな力になる、と実感してきました。

 

この間、「施設から地域へ」という福祉政策の転換があり、障害者の自己選択、自己決定という言葉もよく聞かれるようになりました。しかし、働く場については、実際には、一般就労の場が広がったわけではありません。その上、能力や効率を重視した現在の労働の現場は誰にとってもますます厳しいものとなっています。ハンディを持つ人が、自分で働く場を選択しようにもその場が少ない、という現実は変わってはいないのです。わたしたちが考えてきた、地域で共に生きるためには共に働く場が不可欠である、ということの必要性はますます増しています。

 

わたしたちはこれまで、非営利の任意団体として活動してきましたが、私たちの思いと積み重ねてきた活動を絶やすことなく継続させ、さらに発展させていくために、特定非営利活動法人を設立することにしました。法人として社会的な認知を得、責務を果たしながら、活動を続けて行きたい、と考えます。


わたしたちはこれからも、特定非営利活動法人の活動として、ハンディを持つものも持たないものも共に働く場の運営を行い、自分たち自身の価値観も見直しながら、対等な関係を築き、働く条件の向上をめざします。また、ハンディをもつ者ももたない者も共に生き、働くことのできる社会の実現をめざし、同じ思いを持つ多くの人々、団体と連携をとりながら、情報の発信を行ない社会に働きかけていきます。

 

わたしたちの活動を地域に根づかせ、広げていくために、これからも、さまざまなつながりを大切にしながら力を合わせて歩んでいきたい、と思います。


2004年5月22日

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