top of page

稲わらのリース

2003年、新しい年の幕明けの月となりました。皆様にとって今年はどのような年になるのでしょうか。

地球規模での環境問題もいよいよ深刻さを増し、加えて社会的にも決して楽観できない事柄の多くを抱えながらの門出であるとも思いますが、この一年が私たちにとって少しでもよりよい年になりますことを願っています。

さて、年の始めの「〆飾り」のことをお伝えします。

あしたやでここ何年か扱ってきた、稲わらで丁寧に作られたシンプルなリースは「減反差止め裁判」の活動の一助として販売してきました。

この裁判は、日本の農業の基幹であるコメ作りを国策として強制的に全国規模で減反していく事に反対して起こされたものです。

日本各地の農家や消費者など多くの人々が原告となり10有年にわたって減反の是非について争ってきましたが、残念ながら2002年10月2日に最高裁の棄却を以って敗訴確定という残念な結果となりました。

この運動はひとつの幕を閉じましたが、日本の米をめぐる情勢はまだまだ沢山の問題があり、ひき続き安全性に問題がある遺伝子組み換えイネ開発の反対運動につながっていくために、この「〆飾り」を今後多くの方に買っていただけるように、又、あしたやで取り扱うことにしたものです。

関連記事

すべて表示

今年も早いもので最後の月となりました。みなさまにとってはこの一年はどんな年だったでしょうか。 日本では、古来、新しい年を迎える時に気持ちを新たにし、また縁起が良い言葉や意味を重ねて準備するおせち料理があります。最近はお正月の迎え方にも変化があるようですが、ぜひご家庭で、新年を迎える準備をなさってみてはいかがでしょうか……。 あしたやではこだわりの食材を揃えています。配達もしていますのでどうぞご利用

今年の秋は暑さからいきなり気温が下がるなど、体調管理が大変でしたね。 自然界の気候変動・温暖化で作物の様子もこれまでとは変わってきた……と生産者の方の多くが話されていました。この夏の猛暑、米どころでも一等米が大きく減収した、とお米の異変についてもニュースで伝えられました。 今回はそのような状況の「お米」についてご案内します。 日本の食料自給率が38%という低さの中で、お米の自給率はほぼ100%で、

bottom of page