top of page

無漂白リサイクル・トイレットペーパー

町田にある共働学舎は「障害者が障害者としてしか生きられないことを克服する」ことを目標とする社会福祉法人で、障害者との共生だけでなく、「次世代との共生」をめざし、設立以来さまざまなリサイクルに取り組んでいます。

それは、「社会的弱者の声を聞きながら共に歩むことは、生きていく上で必要とする全ての資源を大切にすることと絡み合う、ひとつの道筋」であるという考えでもあるのです。

はらっぱとあしたやで扱っている共働学舎のトイレットペーパーは、現在再生のルートがなく焼却炉で燃やされるだけの雑誌類からリサイクルされています。

再生の過程で塩素漂白をせず、「地球釜」という大きな釜で煮立てて繊維をほぐし、インクを分離しやすくして「脱墨」という過程でインクを抜き取っているそうです。

年間約90万トン(一人あたり7キロ)消費されているといわれるトイレットペーパーはリサイクルできない最終商品ですから、もし皆がバージンパルプのものを使用するとしたら、環境保全の点から考えてたいへんなことになりますね。また、リサイクルの過程で環境を汚染するようなことがあったらそれも大きな問題です。

色は真っ白というわけにはいきませんし、肌ざわりもそうふんわりしてもいませんが、環境を考えて作られた、誇り高き共働学舎のトイレットペーパーをぜひお使いいただければと思います。

 

トイレットペーパー1袋(10ロール)450円

関連記事

すべて表示

北海道留萌郡小平町にある寧楽(ねいらく)共働学舎は共同生活を送りながら豚などを飼い、自給のための米、野菜、肉製品などを生産しています。 あしたやとのつながりは20年近くになります。「共働」という言葉でつながり、今日まで変わらずに続いてきた生産者でもあります。 農を中心に置いた活動は「人工によらぬ天地自然の命に直接触れる業であり、植物、生物、動物、人間がそれぞれあるべき最もよい姿で生き続けられる生き

最近の諸物価値上がりについては多くを実感させられますね。ニュースでも値上げについての報道がない日はありません。特にスーパーの目玉商品となるなど、これまで物価の優等生と言われてきた卵ですが食材としても幅広く使われるため、値上げ、品薄の影響も大きいようです。 その原因としてはロシアとウクライナの戦争の影響で穀物大国である両国からの輸入が激減し、トウモロコシなど穀物を原材料に含む鶏の配合飼料が高騰したこ

今年も桜が咲き始め、春到来となりました。 新型コロナ感染症も3年目となり、少しづつ緩和されてきています。皆さまにはどのようにお過ご しでしょうか。「卒業」をされて新たな門出を迎えている方もいるのではないでしょうか。 先日、長くあしたやに野菜を納品してくれていた茨城の鈴木農園からお便りが届きました。 「農業を卒業します。自家用の野菜くらいは続けたいとも、野菜が環境の変化でどうなるのかも見てみたいとも

bottom of page