世の中に、大量生産された規格品があふれていますが、私たちは、自然素材を生かした手づくり品を大切にしたいと思ってきました。 福祉作業所製品やフェアトレード製品等が、それです。手にとった時、作り手の思いやぬくもりが感じられるものを店に並べてきました。
2012年にオープンした、諏訪商店街にある「古本と手作り雑貨の店 あしたやみどり」の奥に作業スペースができ、ようやく私たちもものづくりに取り組めるようになりました。織物フェルトの小物づくり、生ごみ処理キットのダンボちゃん布カバーづくり、などなど。
1本の糸から、織布ができること、色の選びで服やバッグ、ペンケースなどになること。ひとつかみのフェルト原毛を針でちくちく刺すとだんだん固まってブローチなどの小物が作れること…。ミシンをかけると1枚の布が立体になること…。手を使ってものを作ることは楽しく、喜びと手応えが生まれます。
今はまだまだ熟練とはいきません。数もたくさんは作れません。でも、私たちの作ったものたちが、だれかのくらしの役に立ったり、そばにあることでだれかがちょっと嬉しくて、楽しい気持ちになったりしたら、本当に嬉しいのです。 どうぞ「はらっぱ」、「あしたやみどり」の店頭で、工房あしたやの製品を手にとってみてください。