top of page

工房あしたや

世の中に、大量生産された規格品があふれていますが、私たちは、自然素材を生かした手づくり品を大切にしたいと思ってきました。 福祉作業所製品やフェアトレード製品等が、それです。手にとった時、作り手の思いやぬくもりが感じられるものを店に並べてきました。

2012年にオープンした、諏訪商店街にある「古本と手作り雑貨の店 あしたやみどり」の奥に作業スペースができ、ようやく私たちもものづくりに取り組めるようになりました。織物フェルトの小物づくり、生ごみ処理キットのダンボちゃん布カバーづくり、などなど。

1本の糸から、織布ができること、色の選びで服やバッグ、ペンケースなどになること。ひとつかみのフェルト原毛を針でちくちく刺すとだんだん固まってブローチなどの小物が作れること…。ミシンをかけると1枚の布が立体になること…。手を使ってものを作ることは楽しく、喜びと手応えが生まれます。

今はまだまだ熟練とはいきません。数もたくさんは作れません。でも、私たちの作ったものたちが、だれかのくらしの役に立ったり、そばにあることでだれかがちょっと嬉しくて、楽しい気持ちになったりしたら、本当に嬉しいのです。 どうぞ「はらっぱ」、「あしたやみどり」の店頭で、工房あしたやの製品を手にとってみてください。

関連記事

すべて表示

新しい年を迎えます。 2022年は皆さまにとってどのような一年でしたでしょうか。 新型コロナウイルス感染症は感染者数の波を繰り返し、収束しないままで3年が経ちました。 世界的にみれば2月にウクライナ侵攻を目の当たりにして、戦争の無残さを見せつけられた年でも ありました。厳冬期になった今日まで平和に至る道筋が未だに見えない状況が続いています。 今年の漢字は「戦」になってしまいましたが、一日も早い争い

11月となります。季節は確実に移ろい、清澄な空気は秋の深まりを教えてくれます。 今回は「お米」について考えてみたいと思います。 日本の食料自給率が38%という低さの中で、お米の自給率はほぼ100%で、我が国の食料自給率に占める割合も大きいのです。 ウクライナの問題で大きく取りざたされてきた食料安全保障についても、食料を輸入に頼る日本に住む私たちを直撃している円安での値上げの問題などを考えても、生き

殺菌 除菌 滅菌 無菌…言葉もいろいろあるけれど、私たち生き物とは密接につながっています。 新型コロナ感染症が確認されてから2年半以上が経ちました。次々と変異して生き延びているコロナウイルスですが、除菌、殺菌という言葉が本当に日常的になりました。 私たちの身近に無数にありながら、ウイルスも菌も目には見えない微生物です。微生物とはカビ、酵母、細菌、ウイルスなどの総称です。人間誕生よりずっと前の太古の

bottom of page