top of page

油の使い分け

油の種類にはいろいろありますが、みなさまの家庭ではどのように使い分けていますでしょうか。

揚げ物、炒め物、サラダ、香りづけなど、台所にあって日々出番の多い油でもあります。最近ではカロリーの高さや片付けの大変さから、使うのを控える家庭も多いようです。が、油脂類は体内の中で様々な働きをして、人の健康維持にかかせないものでもあります。


油の主成分には大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の二種類があります。


●飽和脂肪酸はエネルギーとして使われやすく、一般的には常温で固形のもの、例えば乳製品、肉などの動物性脂肪などに多く含まれています。摂りすぎると健康面でデメリットもあるようですが、おいしさもあり、またエネルギーになりやすいので一概には言えません。種類としてはバター、マーガリン、ラードなどです。


●不飽和脂肪酸は植物や魚の油に多く含まれていて、常温では固まりにくい油です。オレイン酸、リノール酸など血中の中性脂肪やコレステロール値を調整する働きがあるので、最近では健康志向の中で話題にもなり、使われることも多いようです。種類としてはサラダ油各種、オリーブ油、ごま油、こめ油、えごま油などです。


料理の用途に合わせて使い分けるのが良いのですが、揚げ物などにお勧めなのが、こめ油です。酸化に強く癖がなく、天ぷら、フライがサクッとカラッと揚がります。あしたやでも国産の米ぬか使用の商品があります。

また、菜種油は風味がよく色づきもきれいです。三河屋さんの油揚げもこの油で、美しい黄金色です。サラダにはスペイン産のオーガニックオリーブ油があります。


ぜひ、あしたやの油の棚を見て、日々の油使いを楽しんでください。

毎日の食生活の積み重ねが皆さまの健康につながることを願っています……。

関連記事

すべて表示

今年も桜が咲き始め、春到来となりました。 新型コロナ感染症も3年目となり、少しづつ緩和されてきています。皆さまにはどのようにお過ご しでしょうか。「卒業」をされて新たな門出を迎えている方もいるのではないでしょうか。 先日、長くあしたやに野菜を納品してくれていた茨城の鈴木農園からお便りが届きました。 「農業を卒業します。自家用の野菜くらいは続けたいとも、野菜が環境の変化でどうなるのかも見てみたいとも

新しい年を迎えます。 2022年は皆さまにとってどのような一年でしたでしょうか。 新型コロナウイルス感染症は感染者数の波を繰り返し、収束しないままで3年が経ちました。 世界的にみれば2月にウクライナ侵攻を目の当たりにして、戦争の無残さを見せつけられた年でも ありました。厳冬期になった今日まで平和に至る道筋が未だに見えない状況が続いています。 今年の漢字は「戦」になってしまいましたが、一日も早い争い

11月となります。季節は確実に移ろい、清澄な空気は秋の深まりを教えてくれます。 今回は「お米」について考えてみたいと思います。 日本の食料自給率が38%という低さの中で、お米の自給率はほぼ100%で、我が国の食料自給率に占める割合も大きいのです。 ウクライナの問題で大きく取りざたされてきた食料安全保障についても、食料を輸入に頼る日本に住む私たちを直撃している円安での値上げの問題などを考えても、生き

bottom of page