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風と光、国産飼料で育む平飼い鶏卵

最近の諸物価値上がりについては多くを実感させられますね。ニュースでも値上げについての報道がない日はありません。特にスーパーの目玉商品となるなど、これまで物価の優等生と言われてきた卵ですが食材としても幅広く使われるため、値上げ、品薄の影響も大きいようです。

その原因としてはロシアとウクライナの戦争の影響で穀物大国である両国からの輸入が激減し、トウモロコシなど穀物を原材料に含む鶏の配合飼料が高騰したこと、また昨年から全国的に発生した鳥インフルエンザの影響と言われています。テレビに映る大量の鶏たちの殺処分の映像はショッキングなものです。


日本の鶏の飼育法は主に「ケージ飼い」といわれるもので、大きな鶏舎で小さく区切られた金網の中でほとんど身動きできない状態で卵を産ませます。日本の鶏たちの90%以上がこの方法で飼育されています。それに対し「平飼い」とは鶏が鶏舎の中で自由に動き回ることができる飼育法です。また、今回の卵の高騰、数量不足で見えてきたことは、餌の問題でもありました。輸入飼料にほとんどを頼ってきたからこその事態といえます。


あしたやでは茨城県八郷町の生産者たちから届く卵を長い間、一個60円で販売してきました。世の中の価格からしたら高いようですが、私たちの店では毎回売り切れるほどの人気商品です。

風がよく通り、日も当たる明るい鶏舎で平飼いされた鶏たちには輸入穀物は使わず、自家栽培の牧草や国産の醤油大豆の搾りかすや魚粉などをたっぷり与えて健康に育てています。黄身の色は自然な淡い色、そして味の良さは一度食べていただくとお判りいただけると思います。

 

あしたやで扱っている「卵」

宇治田農園 毎週(火)(土)入荷 1個ばら売り 

暮らしの実験室やさと農場 毎週(火)はらっぱに入荷 6個パック入り


※この時期に申し訳ありませんが5月から1個当たり5円の値上げをさせていただきます。飼料等には引き続きこだわっていますが、雛代、パック代、ガソリン代、電気代など生産に関わるものすべてが上がった影響とのことです。これからも生産者とつながり情報をお伝えしていきます。

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