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食品ロス:賞味期限と消費期限の違い

先月号の「あーす」では日本の食料自給率や世界とのつながりについて書きました。

日本の自給率の低さ37%はなかなか改善される見通しはありません。

生きる上で欠かせない食べ物ですが、これからの世界的な気候変動による食糧危機なども懸念されている中で私たちに出来ることはあるのでしょうか。


最近、食品ロスの話題も多く報道されるようになりました。テレビの映像などで“もったいない!”と思われるニュースを目にすることもあります。

日本では年間約1700万トンもの食品廃棄物が排出されています。しかもその内まだ食べられる食品が632万トンにもなるそうです。これは全世界の飢えている国々への援助量の2倍にあたります。しかもこの食品ロスの半分は家庭から出されています。


私たちが買い物をする時に気にすることの一つに「賞味期限」あるいは「消費期限」があります。ほとんどの加工食品にはその表示が書かれています。ふたつの似た言葉ですが、意味合いは違います。もうご存じのこととは思いますが改めて…… 


◆賞味期限とは、美味しく食べられる期間の目安。

 比較的保存期間がある食品で開封しなければ、期限過ぎでもまだ食べることが出来ます。

◆消費期限とは、安全に食べられる期間のこと。その日時までは食べることが出来ます。

  

日々の暮らし方の中で私たち自身で出来ることは色々あると思います

それぞれの家庭で無駄が出ないように心がける、意識の持ち方などささやかな積み重ねのようですが、今、とても大切なことではないでしょうか。

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